暑い時期に注意したい「脳梗塞」

脳梗塞とは、血栓(血の塊)が脳の血管をふさいで血流を遮断し、脳の神経細胞が死んでしまう病気です。命が助かっても麻痺などの後遺症が残ってしまい、介護が必要となる場合も少なくありません。
脳梗塞は冬に起こると思われがちですが、一年の中で夏(6〜8月)の発症が最も多いことが分かっています。

脳梗塞の症状例

  • 突然、片方の手足がしびれ、力が抜ける。
  • 物が二重に見える。
  • 舌がもつれ、言葉が出ない。
  • めまいがしてまっすぐに歩けない。

などがあります。

症状が一時的に消えても、油断は禁物です。小さな血栓が脳の血管に詰まって起きる一過性脳虚血発作は、血栓が流れると症状が治まります。しかし、これを見逃し放置すると、小さな血栓のあとには、大きな血栓が控えていることがあり、脳梗塞を発症し、最悪死亡する場合もあります。

脳梗塞のチェック方法(FAST)

  • F(フェイス)
    笑った顔の片側が引きつっていないか確認。
  • A(アーム)
    両腕がきちんと上がっているか確認。脳梗塞の場合はどちらかが下がる。
  • S(スピーチ)
    いつもと同じように会話ができているか、ろれつが回っているか確認。
  • T(タイム)
    F・A・Sの3つのうち、どれかに異常があれば、すぐ119番通報する。脳梗塞は発症から治療までの時間(タイム)が勝負。

脳梗塞は怖い病気ですが、ほとんどの場合、予防できます。夏の暑い時期は、こまめに水分補給をしましょう。また、普段の生活習慣の改善(禁煙、バランスの良い食事、適度な運動)を心がけましょう。imgres

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