PROJECT.01
PROJECT.01
地域性を考慮して上質感がある建物にしたい、地域になじんでいるのだけれど地域の方に愛される品格のようなものを持たせたい、認知症の方のための介護施設だけれど「施設施設したくない」と、思っていました。
また、サービスの質はもちろんのこと、建物の雰囲気もそうすることによって、ご家族が「ここなら是非預けたい、預けた方が良いのではないか」と思ってもらえるゆふの庄にしたいと考えました。
土地の形が特殊だったこともあり、この立地だからこそ隠れ家的な感覚のお庭空間がつくれるのでは、という思いもありました。(ゆふの庄は、建物後方、狭くなった部分を通り抜けると広いお庭があります。道路からお庭は見えません。)
建物に足を踏み入れた時には、ご自宅のようなwelcome感を感じていただきたいので、福祉施設として必要な手摺をここだけは透明にし、施設っぽさを極力抑えたデザインにしています。
乳白色のガラスブロックが建物の中へやさしい自然の光を運んでくれます。自然のやわらかな光は、顔色をとても良く見せてくれます。また、建物の外観美としても、都会的で洗練された雰囲気を添えるのに一役買ってくれています。
真っ白な壁に真っ黒な手摺。利用者さんの視認性を考慮してのものですが、ナチュラルなテイストの空間にスタイリッシュさをもたらすアクセントカラーとしての役割も担っています。
コミュニケーションが自然にわいてくるアイランド型キッチン。今、住宅のキッチン・リビングルームでも人気のスタイルです。スタッフがお料理中の時でも、利用者様との対話がはずみます。
床暖房は人の身体に温かさを届けてくれます。ずっとここにいたくなる温かさ。足から伝わるぬくもり、お部屋の空気が乾燥しにくいという利点、福神のこだわりです。
念願の布製のソファー。布製のソファーの良さは肌で触れたときのやさしい質感。そして何より利用者様にとっての大きな利点は、座った時のホールド感です。レザー製のソファーと違ってすべらず身体を支えてくれるので「ダラー――ッ」となりにくいのです。
ただ、良さはわかっていても、コーヒーなどをソファーに座って楽しみたいことを考えると、こぼしたときに染みになってしまうなど汚れに弱い点がネックとなって、なかなか布製のソファーを導入できませんでした。しかし、ケチャップさえもはねのけてくれる特殊加工が施された新素材を採用したことで、利用者様もスタッフも安心して使用することができています。
お日さまにあたった洗濯物は、使っていてとても気持ちの良いもの。できるだけ外に干せるようにしたいけれど、建物の上質な雰囲気の外観は維持したい・・・。
そこで建設会社さんが見つけてくださったのが、この物干し金具と竿のセット。外から見えず、大容量の洗濯物を干すことが可能です。
日本の食卓シーンにはテレビがかかせません!大きな画面でテレビをみながら皆でおしゃべりをしたりして、ご飯を食べます。(お行儀はさておき・・・)
そして、こだわりの一工夫はテレビの上の棚。テレビの前のソファーに他の利用者様が座られていても関係なく、棚上にある機器にリモコンの電波が届きます。また、床に配線が絡む棚がないことで、スタッフのお掃除もスムーズです。
都会の建物1階でもできるだけ光を取り込みたかったので、設計士さんのideaで天窓を付けました!あるのとないのとでは大違い!やっぱり気分が違います。
業者さんからのアドバイスで、1本のカーテンレールを2本使ってドレープのカーテンとレースのカーテンの間を広めにとって設置しています。(通常は2本が連結したレールを使います。)レールの間を広めにとることでカーテンとカーテンの間に空気の層がしっかりとできて、冬でも熱が逃げにくい快適なお部屋になります。
また、カーテンとカーテンがあたらないので無理に引っ張ることなくカーテンの開け閉めが可能です。個室のカーテンは閉めると窓部分だけでなくその壁一面を覆うデザインになっているので、お部屋が広く見え、洗練された雰囲気を作り出しています。
いつも清潔で臭いのないトイレ、利用者様が快適に使えて、スタッフが掃除しやすいトイレを目標にデザインしました。通常の壁紙と違って臭いを吸収しにくく、汚れがついてもふき取りやすい素材を採用しています。
また、弊社社長のこだわりで、男性用の便器も設置。汚れにくい、汚したくなくなる、汚れても綺麗にしたくなる・綺麗にしやすいトイレを考えました。
施設の非常階段、通常はスタッフが使用する空間になります。裏方色の強い空間になるので地味にしがちな空間ですが、あえてこの階段を「わくわくできる空間にしよう」と考えました。
上り下りするときに気分が良くなったらいいな、と遊び心のある壁紙にしてみたのです。建設会社さんには「職人泣かせ」、柄合わせが大変だったよ!と言われてしまいましたが、スタッフには大好評のようでうれしく思っています。
弊社は、福岡市南区で、ゆふの院やよい坂という有料老人ホームを経営しています。数年前、この老人ホーム各階の共有スペースに絵画を飾ろうということになりました。
明るい配色で、現在活躍しているアーティストの作品、サイズがあれば迫力があって、それらを鑑賞する人が力をもらえるのではということで、現代アートを置いてみることに・・・
作品設置の当日、入居者さんは興味津々。数名の方は、本当にとても喜んでくださって、作品の前でじーーーーっと眺めてありました。
このことで、現代アートを楽しむのに年齢の壁はないのだと経験していたので、ゆふの庄でも迷わず現代アート作品を飾ることに決めていました。利用者様やここで働くスタッフの皆さんが、作品を通して、感じるものがあって、それを共有する、会話が生まれる・・・そうなったら幸いです。
庭いじり、土に触る時間。四季の変化、自然を楽しむ時間。
樹脂製の器での食事はあまりにも味気ない・・・。美味しく召し上がっていただきたいので陶器。割れる、重い、色々ありますが、福神のこだわりです。
コーヒーのかぐわしい香りがしてきた・・・「あ、お茶の時間かな?!」ニンニクの香ばしい香りが漂いはじめた・・・「あ、おなかすいてきた。」そんな日常を大切にしています。
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