最近では、高齢者の熱中症による被害がテレビや新聞で取り上げられていることが多くなり
しっかりと熱中症対策を行われている方も増えてきていると思います。
そんななか、熱中症と同じく高齢者に被害が出やすいのが、「紫外線が原因の疾患」です。
そもそも私達の身体は、紫外線を浴びすぎるとどうなるのでしょうか?
シミやしわの原因とはよく言われますが、その他腫瘍の原因となることがあります。
他にも見過ごされがちなのが「目」です。紫外線は、実は白内障の原因の一つともいわれ
ています。(紫外線のB波によって目の水晶体に含まれるたんぱく質の変性や水分量の変化
が起き、色の濁りが進行すると考えられています)
対策として
1 日傘をさす
2 帽子をかぶる
3 サングラスをかける
4 日焼け止めをぬる
基本的に紫外線対策のやり方に関しては子供や成人と変わりありません。
ただし、注意することが1点あります。それは、高齢者の肌が他の世代と比べて油分が
少なく乾燥しやすい ということです。洗顔後は、保湿液などで肌に潤いを与えて
しっかりとケアすることが大切です。
散歩や買い物で適度に身体を動かすことは気分転換や身体機能の低下の予防につながり
紫外線の対策をしておけば病気の予防につながり安心できます。
ただ、紫外線は完全な ”悪者”というわけでもありません。骨粗鬆症の予防に必要とされ
るビタミンDを体内で作るには、紫外線が必要であるといわれています。
紫外線を浴びることが悪いのではなく、浴び過ぎることが悪いのです。
室内外にいても身体に必要な程度は浴びて、あとはしっかりと対策をとりながら紫外線と
上手くつきあって生活していきましょう。