この度の九州が大揺れにゆれた 熊本地震から 早10日。
ここ福岡市南区 ゆふの院をご利用の皆様におかれましても、揺れた深夜の様子をしっかり覚えていた方、居室にいて やはり怖くて不安になられた方、その後 親戚知人に電話連絡をされていた方・・・大勢いらっしゃいました。
その中で、ぶ厚い名簿ノートを持ち出し、夕飯時になっても テレビの前から離れずに ただ黙って座っておられた92歳のSさん。人脈も 親しい方々も豊富で、様々な方をお世話されてきたSさん、今はSさんのお身体の方が心配です。
ノートには、年を重ねて いつしか赤鉛筆で消された名前・住所が多くあり、ただ開かれたページには、きれいにたたんだティッシュの栞がはさんでありました。黙ったままで、連絡したい人はこの人・・と指さしてくださいました。 私には何もできませんが、夕飯のお席にご案内して「今、お元気でいてもらわないと困りますから・・」と勧めさせていただいた次第です。
被災された方には、それぞれに どこかに必ず心配される人がいて・・・又 その姿を見守っている人がいて・・・遠くから気遣っている。。。繫がっているかんじがします。。
ある日の逆転ホームランでのヒーローインタビューで「僕は、野球選手なんで 野球しかできません」と言われた吉村選手。いい言葉ですね。。。自分のできることで、心を込めた仕事ができればいいですね。 ごめんなさい、私は何もできませんが・・心配と、お見舞いを 心から申し上げます。
福岡市南区 ゆふの院スタッフ