介護用語集「さ」

座位

上半身を起こして座った姿勢のこと。移乗や移動の動作をおこなう場合の前提となる体位。

再アセスメント

介護サービスを提供したあとに調査をおこない、利用者の状態に変化があった場合、それに合わせて生活課題を見直すことをいいます。

在宅医療

訪問診療や訪問看護、訪問リハビリテーションなど、医療保険や介護保険のサービスを組み合わせて、住みなれた自宅で医療を受けることです。

在宅介護

高齢者や障害者を自宅で介護することをいいます。介護保険では居宅介護という言葉が使われます。

在宅サービス

在宅医療や訪問看護、入浴、食事など、介護が必要な高齢者や障害者に対して在宅で行なう支援サービスのことです。費用は介護保険から支給されます。

作業療法

リハビリテーション療法のひとつで、日常生活上の動作や仕事などの作業活動を用いて、障害のある心身の機能回復・維持・改善を図ります。作業療法士の指導のもとで行われます。

作業療法士

リハビリテーションの専門職。

支給限度基準額

介護保険で、居宅サービス、介護予防サービス、地域密着型サービスを利用して給付を受けることができる限度額のことです。

自助

本人の自立を妨げないよう過度な支援や介護はせずに、自分でできることはできる限り自分でするという考え方です。

施設サービス

介護保険施設に入所をして受けるサービスです。要支援1、2の人はこの施設サービスを受けることはできません。

失禁

排泄機能障害によって意思に反し、尿や便が漏れる状態をいいます。

社会福祉士

福祉に関する相談や指導、援助業務を行う専門職の人。

住宅改修

手すりの取付け、段差の解消、トイレを洋式に変更するなど、住宅の不都合な部分を改修して、利用者が生活しやすく、介護者が介護しやすい住環境を整える工事のことです。介護保険サービスのひとつで、原則として利用者はいったん全額を支払ったあと、その9割が償還払いで給付されます。

集団レクリエーション

集団で行うレクリエーション援助です。利用者同士の交流によって、集団としての成長も図ることができます。

受容

相手をあるがままに受け入れること。利用者の行動や考えを、介護者の価値観で判断せず、本人にとっての事実をそのまま受け止めることをいいます。

償還払い

福祉や医療サービスを受ける場合、まず利用者がサービス料を全額支払い、自己負担分を除いた保険給付の額があとから払い戻される仕組みのことです。

小規模多機能型居宅介護

介護保険の地域密着型サービスのひとつで、居宅の要介護者を対象に、訪問・通所・短期入所により日常生活の世話や訓練をおこないます。

ショートステイ

高齢者や障害者が施設に短期入所して生活支援を受けるサービスです。

自立支援

利用者の意思を尊重し、より自立した生活が送れるようサポートするという考え方。

シルバーハウジング

高齢者用にバリアフリーになっている公営賃貸住宅です。ライフサポートアドバイザーによる日常生活支援が提供されます。

申請代行

介護保険のサービスを受けるための「要介護認定の申請」の代行をすること。本人・家族以外に、ケアマネジャーなどが代行できます。

睡眠障害

不眠、過眠、睡眠中の異常行動、睡眠時無呼吸症候群など、正常な睡眠が障害された状態。

スロープ

段差をゆるやかな傾斜に変えて、車いすや歩行の不自由な人が無理なく安全に通行できるようにする通路のことです。

生活課題

自立した生活を送るために解決しないといけない課題のこと。要介護者の支援は、この生活課題を正確に把握することが重要となります。

生活障害

心身の障害により生活動作に支障が生じたり、不便があること。

成年後見制度

認知症や障害で正常な判断が困難な人を、後見人などが補い法的に保護する制度のこと。家庭裁判所が後見人、保佐人、補助人を選任する法廷後見制度と、本人の希望によりあらかじめ契約によって定めてく任意後見制度の2種類があります。

ソーシャルワーカー

社会福祉施設や学校、医療機関などで相談の援助をおこなう社会福祉の専門職。生活相談員や生活支援員とも呼ばれます。

尊厳の保持

介護が必要になったとき、人としての尊厳が損なわれないように援助をすることです。

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